養育里親と養子里親の違いは?日本の里親制度をわかりやすくご紹介!

育児
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「里親制度」をご存じですか?

事情があって親元で育てることができない子どもを、一定期間預かって自分の子どもと同じように育てている人を「里親」、里親のもとに預けられている子どもを「里子」といいます。

 

レオナ
レオナ

私は5年前から「養育里親」として活動しています。

その間3人の里子を預かりました。

 

まだまだ認知されていない「里親」について知ってほしい!という願いを込めて

実際に里親として活動している私が、わかりやすく説明していきます。

 

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社会的養護の子ども

事情があって親元での生活ができない子どものことを「社会的養護の子ども」と言います。

 

親元で生活できない理由は

  • 親の病気
  • 貧困
  • 育児放棄
  • 虐待
  • 服役      等々

と、その子どもによっていろいろで、預けられる背景には、親が自ら児童相談所に保護を訴えるケースや、近所からの通報などがあります。

 

子どもの安全がおびやかされると判断された場合は、たとえ親の承諾がなくても親から引き離すケースもあるんです。

 

そうして親元から離れて社会的養護の対象となった子どもは、養護施設や里親の家で暮らすことになります。

里親の種類

里親には主に

  • 養子里親
  • 養育里親
  • 親族里親
  • 専門里親
  • 週末里親

といった種類があります。

それぞれについて簡単に説明していきます。

 

養育里親

親と暮らすことのできない子どもを一定期間、家庭で預かり育てる里親。

基本的には0歳から18歳までで、その期間は数週間だったり何年にも渡ったりなど、その子どもの事情によって様々です。

長期の場合で、大学に進学したときは、延長制度を使って最長22歳まで期間を延ばすことができます。

養子里親

将来的に親に引き取られる見込みのない子どもを、養子縁組することを前提として育てる里親。

親族里親

養育する人がいない子どもを、3親等以内の親族が預かる場合の里親。

専門里親

虐待経験のある子や非行などの問題を抱えた子といった、きめ細やかな対応が求められるセンシティブなケースの子どもを預かる里親。

養育里親の登録後、一定期間を経て専門の研修を受講する必要があります。

週末里親

施設にいる子どもで、親の面会がほとんどない場合、月に2,3回程度、週末だけとか、お盆や正月の間だけといった季節ごとに預かる里親。

週末里親は、ほとんどがボランティアです。

 

レオナ
レオナ

私がやっているのは「養育里親」です。

一般的に言われる「里親」というのはこの「養育里親」が多いです。

 

 

その他にも、自治体によって細かく分かれていたりします。

 

里親になるには

里親の要件

年齢や、結婚の有無、子育ての経験などは一切問われませんし、実子のいる家庭でも大丈夫です。

※ただし養子里親の場合は結婚(証明ができれば事実婚でもOK)していることが必要です。

 

心身ともに健康で、経済的に困窮していなければ、誰でも里親になれるのです。

里親になるための手続き

  1. まず、お住まいの管轄の児童相談所へ相談しにいきます。
  2. 面接後、申込書などの必要書類を提出します。
  3. 児童相談所の担当職員が家庭訪問に行き、家庭の調査を行います。
  4. 研修や施設での実習をしていきます。
  5. 里親審議会が行われ、認められると里親として登録になります。

 

レオナ
レオナ

申し込みから登録まで、早ければ半年くらいです。

 

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社会的養護の子どもたちの現状

現在の日本では、社会的養護の子どもの8割から9割近くが養護施設で暮らしています。

 

養護施設も、昔に比べるとかなり快適になり、家庭に近い環境を作る努力をされています。

それでも、やはり普通の家庭環境の中で暮らすことが子どもにとって良いということで、国の政策として、施設よりも里親家庭に預けることを推進しています。

 

しかし、里親に預けるには実親の許可がいるということや里親の数が少ないということもあり、なかなか難しいというのが現状です。

 

里親が足りない理由

では、なぜ里親の数が少ないのでしょうか。

その理由としてまず言える事は、認知度が低いということが挙げられます。

アンケートを取ってみても聞いた事はあるけど、よくわからないという人が大半なのです。

 

関心はあるのに里親にならない理由

そして、ある程度関心を持っていても、実際には里親にはならない理由として

  • 経済的に余裕がない
  • 部屋数に余裕がない
  • 実子がいるので上手くいくか心配
  • 他人の子を育てる自信がない

といったことが挙げている人が多いです。

この点の私なりの解決策をお話したいと思います。

私の考える解決策

経済的に余裕がない

自分の子どもと同じように育てるわけですから、当然出費はあります。

しかし里子を預かると、国から生活費と里親手当が支給されます。(養子里親は生活費のみ)

その上、医療費は全額国が負担してくれますし、入学時の準備金、学校にまつわる費用など、細かい部分のサポートもあります。

金額は自治体によって多少違いますが、1人の子どもを育てるには十分な金額だと私は思います。

 

部屋数に余裕がない

大きい子どもになってくると、個室を与えてあげないといけないかもしれませんが、小学生くらいまでであれば、個室がなくても十分だと思います。

実際に私の家では里子がまだ小さいこともあり、個室を与えていません。

寝るときは息子と同じ部屋で一緒に寝ていますし、リビングに里子用のスペースを作り、洋服やおもちゃを置いたり、遊んだりできるようにしています。

 

実子がいるので上手くいくか心配

これはその子どもによるので一概には言えないかもしれません。

相性の問題もあるかもしれません。

私の場合は、小学生の息子がいますが一人っ子なので、兄弟のように生活できる里子がいてくれることは、息子の為にもなっていると思っています。

 

他人の子を育てる自信がない

こればっかりはその方の気持ち次第なので、どうしようもないかもしれませんね。

無理やり押し付けるわけにはいかないですから。

 

しかし、私も自信満々で里親をしているわけではありません。

新しい里子が来るたびに不安な気持ちも当然沸いてきます。

それでも里親を続けているのは、子育ての楽しさを知ってしまったからだと思うのです。

 

里親は大変だけど楽しい♪

正直なところ、里親はとても大変です。子育てを経験したことがある方ならわかると思いますが、子どもによって性格も好みも千差万別、一筋縄ではいきません

 

手当が支給されると言っても24時間体制ですから、仕事とは異なり生活そのものになってしまいます。

子どもの方も、知らないおじさんおばさんの家に行って生活しなければいけないわけで、心の中は不安でいっぱい。

いつもいい子でいられるわけもありません。

 

それでも子どもは、丁寧に接していくことで、少しずつこちらに心を開いてくれます。

そして、子どものいる生活というのは毎日がキラキラと輝いていて、「生きていると実感させてくれる」と、私は思います。

こんな私でも社会の役に立っているんだ」という気持ちを持つ事ができるって幸せだと思いませんか?

最後に

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

読んでいただいたことで、少しでも認知が広がったわけですから、とてもうれしいです。

 

本来であれば、実の両親のもとで暮らせない子どもが1人でも少なくなることが望ましいです。

しかし、残念ながら社会的養護の子どもたちは、年々増えていっているのが現状です。

そんな子どもたちに、少しでも小さいうちからあたたかい家庭での生活をさせてあげたいと思いませんか?

 

もし、少しでも関心を持っていただけたなら、家族や友人との会話の中に少しでもいいですから、この話題を出してもらえたら、もっとうれしいです。

 

レオナ
レオナ

ちょっとしたご質問であれば、コメント欄に入れていただければ、私のわかる範囲でお答えすることもできます。

 

そしてそして。。。もっと詳しく知りたいとか、里親やってみてもいいかなと思っていただけたなら、お近くの児童相談所に気軽に相談に行ってみてくださいね。

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