ロサンゼルス市警察に新設された殺人特捜班を舞台に、新任チーフであるブレンダ・ジョンソンたちメンバーが重大な犯罪を解決していく物語。
アメリカで2005年6月から2012年8月にかけて、全7シーズン放送されたクライムサスペンスです。
(原題:The Closer)
※以下、ネタバレを含みますので、ご注意ください。
「偽りの素顔(Pilot)」ストーリー

高名な数学者コリアー博士の自宅寝室で、顔を銃で撃たれた女性の遺体が見つかった。
しかし、博士は旅行に出かけており留守。
たまたまやってきたハウスクリーニングの女性が第一発見者となり、秘書のエレン・パークスが警察に通報したのだ。
ロサンゼルス市警察が乗り出して捜査にあたるが、遺体の損傷は激しく、身元もわからない状態だった。
秘書のエレンはその女性に見覚えはないと証言。
そして「博士が殺人を犯すはずは、ない」と訴える。
強盗殺人課警部のラッセル・テイラー、捜査官のアンディー・フリンたちが遺体検分を行っていると、「愛情のもつれね。」と言いながら入ってくる女性・・・
彼女は新たに組織された殺人特捜班のチーフに任命されたブレンダ・ジョンソン。
ロサンゼルス市警本部の本部長補佐として副本部長のウィル・ポープに引き抜かれ、アトランタから赴任してきたばかりで、CIA仕込みの「クローザー(事件解決人)」としてその名を知られている存在だ。

しかし、強盗殺人課警部であるテイラーは、よそからやってきたブレンダに対し、21年間務めてきた自分が出し抜かれたと感じ、敵対心をあらわにする。
そんなテイラーの部下の中から、希望者によって配置された殺人特捜班のメンバーたちも、上司であるテイラーになびき、突然上司になった彼女の赴任を歓迎してくれることはなく、全員が異動願を出す始末。
そして、彼女を引き抜いたウィルにまで「君が手に余るから職を辞したいと言っても、責めはしないよ」と言われてしまう。
ところが、そんな状態をものともせず、ブレンダは捜査を続ける。
捜査が進むにつれて数学者であるはずのコリアーという人物は19歳で亡くなっていることが判明する。
しかも、自宅から出る指紋はハウスクリーニングの女性と秘書のエレン、そして遺体となってみつかった身元不明の女性のみ。
ブレンダは、FBI捜査官の友人フリッツに身元不明の女性の指紋紹介を依頼したのだが、その結果、意外な事実が判明するのだった。。。
「偽りの素顔(Pilot)」感想

こういうドラマを見ていると、日本でもアメリカでも「女性」というだけでその存在を低く見られてしまうのは一緒なんだなといつも思います。
しかも男性が自分の上司になった女性に対しての敵対心ときたら、まるで子供のようなんですよね。
実社会でも表には出していないけど、同じなのかもしれません。
今回の主人公のブレンダ(演:キーラ・セジウィック)は、そんな突然やってきた見ず知らずの女性の上司。
「クローザー」としてその名を知られていたとしても、現場に長くいる人間にとっては「何なんだよ」という反発心が芽生えてしまい、なかなか打ち解けることができません。
「クローザー」とは、事件を解決する人のこと。
CIAでトレーニングを受け、クローザーとしてその名を知られるブレンダは、アトランタ市警から引き抜かれてロサンゼルス市警にやってきました。
家を売り、国土安全保障省の仕事を断って、厳しい審査をパスしてようやく就いた今のポスト。
部下全員に嫌われたからと言ってへこたれるはずはありません。
実は引き抜いた副本部長のウィルとは過去に不倫関係にあった仲。
彼からこんな事態になるとは思わなかったと告げられても
「安心して。私の仕事ぶりを見せればもっと嫌われるから」
と、捜査に戻っていく姿は『かっこいい!』としか言いようがないんです!

そんな強い女性のブレンダですが、デスクの上やホテルの部屋は物が散乱、そしてどうやらスイーツに目がない様子なんですよね。
隙のないかっこいい女性もいいですが、やはり同じ女性として、こういう抜けた部分を見せられるとちょっと安心してしまいます。
今回の事件も彼女の力で予想外の展開の中、解決に導き、少しは部下の気持ちも変わっていくんじゃないかなというところで次回の展開が楽しみです。
海外ドラマ「クローザー」を観る方法
「Amazonプライム」「U-NEXT」で無料視聴できます。
無料体験期間は約1ヶ月間あります!

キャストたちのトリビア
今回ご紹介するのは、ブレンダ役を演じているキーラ・セジウィック。
彼女は、映画「フットルース」で一躍有名になった実力派俳優ケヴィン・ベーコンの奥様なんです。
ハリウッドスター同士の結婚は、数年で離婚してしまうことも多いですが、この2人
1988年に結婚して以来、今も変わらず仲良しなんです!
とっても素敵ですよね♪
主なキャスト
ブレンダ・ジョンソン:ロス市警 本部長補佐 兼 殺人特捜班チーフ(演:キーラ・セジウィック)
ウィル・ポープ:ロス市警 運用担当 副本部長(演:J・K・シモンズ)
アンディー・フリン:ロス市警 強盗殺人課 捜査員 警部補(演:トニー・デニソン)
ルイ・プロベンザ:ロス市警 殺人特捜班 捜査員 警部補(演:G・W・ベイリー)
ラッセル・テイラー:ロス市警 強盗殺人課 警部(演:ロバート・ゴセット)
マイク・タオ:ロス市警 殺人特捜班 捜査員 警部補(演:マイケル・ポール・チャン)
デビッド・ガブリエル:ロス市警 殺人特捜班 捜査員 巡査部長(演:コリー・レイノルズ)
フリオ・サンチェス :ロス市警 殺人特捜班 捜査員(演:レイモンド・クルス)
アイリーン・ダニエルズ :ロス市警 殺人特捜班 捜査員(演:ジーナ・ラヴェラ)
フリッツ・ハワード:FBI捜査官(演: ジョン・テニー)
コメント